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鴻海による再建案が正式決定と伝わり、一時は乱高下の末に買いが優勢になる。
ただ、買収スキームが伝わり、売買停止後は一転して売り売り優勢の展開になっていく。
同社では、118円の発行価格で普通株32億8195万株、C種種類株862万株を発行すると発表。
TOB実施によるプレミアムなどを期待する向きも一部であったもようであり、大幅な株式価値の希薄化をあらためて嫌気する動きに。
(T:5202) 板硝子 73 +3反発。
SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は105円としている。
北米・東南アジアの建築用ガラス事業は好調を持続、欧州の建築用ガラスも環境は回復基調にあり、欧州の建築用ガラスの市況改善や原燃料価格下落メリットを中心に、来期業績も回復が期待できるとしている。
こうした状況下で、現在の株価水準は評価不足と考えているようだ。
(T:7203) トヨタ 5931 -43売り優勢。
不透明な為替相場を映して自動車株では売り先行のものが目立っている。
同社に関しては、メリルリンチ日本証券が投資判断を「買い」から「中立」に格下げしており、マイナス材料にも捉えられているようだ。
メリルでは、年初来の急速な株式市場のセンチメント悪化や為替のマイナス影響を考慮した上で自動車セクターの投資見解を再考、同社に関しては今後のカタリスト不足を格下げの要因としている。
なお、メリルリンチ(ML)ではスズキの投資判断は格上げしているようだ。
(T:1802) 大林組 1051 +58強い動き。
本日は大手建設株の上昇が目立っている。
政府が、4月以降に5兆円規模の補正予算を組むことを検討と一部で報じられており、メリット期待などが高まる状況のようだ。
現在審議されている予算の成立を待って提案されるもよう。
大手ゼネコン株の中でも、公共工事のウェイトが高い同社の上昇率が高くなっている。
(T:5233) 太平洋セメント 241 +10続伸。
大和証券では投資判断「2」を継続している。
国内外のセメント事業下振れで15 年度通期会社計画は下方修正されているが、17.3期は増益転換を予想するとしており、決算発表後に調整した株価には割安感があると指摘している。
住友大阪セメントとの比較でも、海外展開で先行しながらPBR水準には割安感が台頭、直近の株価下落は行き過ぎとの見方が広がっているようだ。
(T:6103) オークマ 807 -39軟調。
ゴールドマン・サックス証券(GS)では、機械セクターに関して、3年続いたマージン拡大サイクルは終了し今後は下降局面へ移っていくとみている。
つれて、セクター全体で来期の減益を予想しているようだ。
同社に関しては、来期営業利益を138億円、前期比35%減益と予想。
目標株価は従来の850円から740円に引き下げている。
(T:6976) 太陽誘電 1117 +39しっかり。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価は1600円としている。
LTE化の進展やCA普及に伴うRF系部品の需要増加が中期的業績を押し上げる可能性が高まっているとの見方。
また、短期業績の安定感の高まり、車載用途での積極的な拡販スタートなど成長戦略の進行も評価しているもよう。
(T:4666) パーク24 3040 +62買い優勢。
16.10期第1四半期の経常利益は50億円弱となり、前年同期比2割増になったもようとの観測報道が伝わっている。
カーシェアリング事業が好調なほか、駐車場事業も回復に向かっているようだ。
14.10期が減益、15.10期は1ケタ台の増益にとどまっていたことから、成長力の回復とも受け止められる格好に。
なお、市場コンセンサスは45億円程度とみられる。