■ミルボン (T:4919)の2016年の事業戦略
(3)世代ごとの価値観に応じた提案営業強化
ブランドポジショニングと密接に関連して、ターゲット顧客の世代ごとの価値観を分析し、より一層戦略的に攻めるという取り組みも注目される。
これまでも対象市場を「若者向け」「ファッションカラー」「グレイカラー」などと切り分けて商品展開やマーケティングを行ってきたが、そこには明確な世代の区別はなかった。
今回、外部機関の調査分析を参考に、世代ごとの価値観の差に適応したコンセプトの製品投入及びマーケティング戦略の採用へと舵を切った。
2016年は、Hanako世代(1959年~1964年生まれ)を軸に、その妹・後輩世代に当たる団塊ジュニア世代(1971年~1976年)と娘世代のHanakoジュニア世代(1987年~1991年生まれ)の3つの世代を中核的なターゲットとしている。
それぞれの世代のニーズに合わせて、「オージュア」「プラーミア」「ヴィラロドラ」「ジェミールフラン」などを提案し、長期にわたって囲い込んでいく戦略だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
これまでも対象市場を「若者向け」「ファッションカラー」「グレイカラー」などと切り分けて商品展開やマーケティングを行ってきたが、そこには明確な世代の区別はなかった。
今回、外部機関の調査分析を参考に、世代ごとの価値観の差に適応したコンセプトの製品投入及びマーケティング戦略の採用へと舵を切った。
2016年は、Hanako世代(1959年~1964年生まれ)を軸に、その妹・後輩世代に当たる団塊ジュニア世代(1971年~1976年)と娘世代のHanakoジュニア世代(1987年~1991年生まれ)の3つの世代を中核的なターゲットとしている。
それぞれの世代のニーズに合わせて、「オージュア」「プラーミア」「ヴィラロドラ」「ジェミールフラン」などを提案し、長期にわたって囲い込んでいく戦略だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)