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海外版トラベルコちゃんと言える多言語旅行比較サイト「Hotel Saurus」なども運営している。
主力サイト「トラベルコちゃん」は、約300社の旅行会社が扱う商品を比較・検索できることが強み。
そして同社の主な収入源は、旅行会社から受け取る(1)成果報酬型収入(トラベルコちゃん経由で旅行商品を購入した場合の成果に応じて受け取る手数料収入)、(2)固定課金型掲載料収入(トラベルコちゃんに掲載する旅行商品数に応じて受け取る月額固定の掲載料収入)、(3)広告料収入(トラベルコちゃんに広告を載せて受け取る広告料収入)の3つである。
なお、同社は東証マザーズ市場に昨年12月17日に新規上場した。
2016年3月期は売上高が前期比24.0%増の24.67億円、営業利益が同147.2%増の8.23億円と計画。
「トラベルコちゃん」の月間利用者数は同39.4%増の306万人と想定している。
2月10日に発表した第3四半期累計決算は認知度向上や商品拡充、使い勝手の改善などで利用者数が順調に増加したことにより、売上高が18.22億円、営業利益が6.61億円で着地。
通期計画に対する営業利益の進捗率は80.3%となり、順調な進捗が確認できた。
政府は年間の訪日外国人数を昨年の1973万人から2020年に3000万人引き上げようとしている。
こうした中、同社は既存事業の売上高を2016年3月期並みのペースで安定成長させるとともに、レストランの予約サービスや民泊、インバウンドなどの分野を新規の取り組みとして検討していく考えだ。
なお、株式公開などで調達した資金約3億8000万円は、サイトの使い勝手向上とコンテンツの充実に向けた人材の採用・育成、海外向けウェブサイトの知名度向上とコンテンンツの充実、更なる多言語展開、新規ユーザー獲得のためのプロモーションに充当する予定。