■株主還元
ピクスタは、株主に対する利益還元は重要な経営課題であると認識しているが、これまでのところは無配となっている2016年12月期についても、業績の引き続いての順調な拡大を予想するものの、配当については無配の見通しを公表している
同社は配当開始についての考え方として、将来における安定的かつ継続的な利益還元を行う前提として、事業基盤の整備状況、今後の事業展開、業績や財政状況などを総合的に勘案した上で配当を検討して行きたい、としている
弊社では、同社のPIXTA事業や新規事業の成長ポテンシャルの高さに照らせば、積極的な事業展開に投資することが、終局的には株主リターンの最大化につながるものと考えており、当面の間無配を継続することは、十分正当化されると考えている
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)