オハイオ州コロンバス発-ビッグ・ロッツ（NYSE: BIG）は、第1四半期の業績が大幅に落ち込み、利益、収益ともにアナリスト予想を下回った。
その結果、ビッグ・ロッツ株は木曜日の市場前取引で約18％下落した。
同ディスカウント・リテーラーの調整後EPSは4.51ドルの赤字で、アナリスト予想の3.92ドルの赤字を大きく下回った。売上高もコンセンサス予想の10.4億ドルに対して10.1億ドルと下回った。この業績不振と今後の業績に関する弱いガイダンスを受けて、同社の株価は18％急落した。
2024年度第1四半期のビッグロッツの売上高は、前年同期の11億2400万ドルから10.2％減の10億900万ドルとなり、既存店売上高は9.9％減少した。
この減収の原因は、特に高額商品を中心とした厳しい消費環境と、店舗数のわずかな純減である。売上の落ち込みにもかかわらず、売上総利益率は前年比で改善し、調整後営業費用は減少した。
ビッグ・ロッツのブルース・ソーン社長兼最高経営責任者（CEO）は、個人消費の減少により売上目標の達成に苦戦していることを認めた。しかし、同氏は、事業強化の進展と、年後半に既存店売上高のプラス成長を促すための積極的な取り組みに注力していることを強調した。
「我々は、コントロール可能なものをコントロールすることで、現在の景気サイクルを乗り切ることに引き続き注力していく」とソーン氏は述べた。
同社は、品揃えを改善し、コストを削減し、生産性を向上させる取り組みを行っており、年末までにバーゲンの普及率75％、極端なバーゲンの普及率50％を目指している。
これらの努力は、ブランドの関連性を高め、顧客の来店を促進するビッグ・ロッツの戦略の一環である。さらに、同社はProject Springboardを前倒しで進めており、2024年末までの累積削減目標を1億8500万ドルに引き上げている。
現在の業績は、ビッグロッツが目指しているより強力なビジネスモデルを反映していないにもかかわらず、ソーンは、戦略的行動の成果は今年後半にはより明らかになると自信を示した。
同社は、2億ドルの新規タームローン枠を含む2億8900万ドルの流動性を確保し、第1四半期を終えた。
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