エヌビディア・コーポレーション(NASDAQ:NVDA)の株価は、本日の取引開始早々に3%上昇し、世界的に最も価値のある企業としての同社の地位が引き続き上昇していることを示している。この上昇軌道は、イーロン・マスクの人工知能スタートアップからデル・テクノロジーズ（NYSE:DELL）とスーパーマイクロコンピュータ（NASDAQ:SMCI）がサーバーを受注したことに伴うものだ。
これらの受注により、エヌビディアの時価総額は、火曜日にマイクロソフト・コーポレーション（NASDAQ:MSFT）の時価総額をすでに上回っている。
エヌビディアの時価総額は3兆3,400億ドル、株価は139.35ドルで、920億ドル以上拡大し、マイクロソフトの時価総額3兆3,200億ドルを追い抜くことになる。半導体大手のパートナーであるデルとスーパーマイクロの株価もそれぞれ3.8％、4.8％上昇した。
エヌビディアのチップを搭載したサーバーは、幅広いAIアプリケーションに対応できることから需要が高い。マスクが水曜日に自身のソーシャルメディア「X」で発表した声明によると、デルとスーパーマイクロは、彼の会社xAIのスーパーコンピューターにサーバーラックを供給している。このスーパーコンピューターは、AIツール「Grok」の能力を向上させる役割を担う。
今年初め、マスクはGrok 2モデルのトレーニングには約2万個のNvidia H100グラフィック・プロセッシング・ユニットが必要であることを明らかにし、Grok 3などの将来の反復には最大10万個のこれらのチップが必要になると予想していた。
ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイドCEOは、エヌビディアがAI分野に注力し、利益を上げていることを強調し、次のように述べた。「マイクロソフトがAIでお金を使い、お金を稼ぐ一方で、エヌビディアはAIでしかお金を稼がず、たくさんのお金と利益を上げている。だからこそ、エヌビディアをAI抜きには語れないのだ"
エヌビディアの株価は今年3倍近くに値上がりし、市場全体の上昇に大きく貢献している。同様に、スーパーマイクロの株価は3倍以上になり、デルの株価は95％近く上昇した。Nvidiaを含むPhiladelphia SE Semiconductor Indexも大幅な伸びを見せており、4月の直近安値から34％近く上昇し、火曜日には史上最高値で取引を終えた。
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