カーニバル・コーポレーションは、2024年の利益見通しを上方修正し、今年2度目の上方修正となった。同社の株価は、本日のプレ・マーケット取引で4.3％上昇し、17.05ドルとなった。
クルーズ業界は2024年、空前の予約高を記録した。旅行者は新しい体験やアクティビティに強い関心を示しており、そのためクルーズ会社は運営コストの上昇とバランスを取るためにチケット価格を引き上げることができた。
カーニバルのジョシュ・ワインスタイン最高経営責任者（CEO）は、クルーズへの持続的な関心についてコメントし、2025年の予約が好調であると述べた。ワインスタイン氏は、まだ時期尚早ではあるが、2025年の予約は、恒常為替レートベースで見た場合、価格と稼働率の両面で、すでに高水準にあった2024年を上回っていると強調した。
この楽観的な見方を反映し、カーニバルは2024年の利益予想を修正し、調整後の1株当たり利益を約1.18ドルと予想した。さらに、第3四半期については、1株当たり1.15ドルの調整後利益を予想しており、LSEGデータによるアナリスト・コンセンサスの1株当たり1.10ドルを上回る。
クルーズ・オペレーターの予想修正は、近年数々の困難に直面している業界において、ポジティブなシグナルとなる。最新の業績見通しにより、カーニバルは、カリブ海やアラスカなどの人気観光地へのクルーズ旅行への持続的な関心に後押しされ、穏やかな海へと航海しているようだ。
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