[日本インタビュ新聞社] - ■AIが法務部の負担を軽減、社員の利便性向上
Aoba-BBT<2464>(東証スタンダード)は12月24日、生成AIを活用した「AI法務アシスタントLegal」の試験運用を開始したと発表。このツールは、社内法務部門の業務効率化を目的に開発され、Slackを活用した契約書ひな型案内機能や日本語・英語対応などの多彩な機能を備えている。同社はこれまでに、総務部門でのAI導入成功を経て、法務部門でもその可能性を広げる形となった。
■総務部門での成功を基盤に、法務分野で効率化を追求
総務部門での「Aoba-BBTアシスタントAI」は、導入後2か月で業務量を20%削減する成果を上げた。この経験を基に、法務部門でも同様のAI導入が決定された。同部門では、繰り返し質問やFAQの活用不足が課題となっていたが、「AI法務アシスタントLegal」によりこれらを解決することを目指している。また、ハルシネーション対策として、運用開始後も法務担当者による回答内容の確認を行い、AIシステムの信頼性向上に努めている。
このツールの導入により、法務担当者の負担が軽減され、社員の問い合わせ対応時間が短縮されると期待される。また、AIの利用を通じて蓄積されたナレッジは、社内の共有資産となり、他部門や教育事業への応用可能性も視野に入れている。Aoba-BBTはこの試験運用を通じて、生成AIのさらなる活用領域を広げ、次世代の法務支援ツール開発に取り組むとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)