*16:03JST 三機工業 Research Memo(4):2025年3月期第2四半期の営業利益は59億円と前年同期の3倍超
■三機工業 (TYO:1961)の業績動向
1. 2025年3月期第2四半期の業績概要
(1) 損益状況
2025年3月期第2四半期の業績は、売上高が105,950百万円(前年同期比18.4%増)、営業利益が5,926百万円(同362.5%増)、経常利益が6,639百万円(同253.5%増)、親会社株主に帰属する中間利益が4,450百万円(同215.8%増)となった。
受注高は150,996百万円(同20.4%増)となったが、会社によれば、「工事案件が大型化・長期化する傾向が見られる」との事である。
これらの結果、期末の次期繰越高は243,948百万円(前年同期末比8.7%増)となり、第2四半期末における過去最高となった。
豊富な手持ち工事を順調に消化したことから売上高は大幅増となった。
売上総利益率は、利益率改善に向けた内部努力に加えて、特に産業空調での好採算工事が進捗したことで16.2%(前期13.4%)と大きく改善した。
注目すべきは、第2四半期(会計期間)の売上総利益率が17.5%と高水準であった点だ。
一方で販管費は第2四半期(累計)で同5.5%増の11,271百万円となったが、このうち人件費は5,958百万円(同9.2%増)であった。
販管費がほぼ予算どおりであったことから、営業利益は前年同期比で大幅増となった。
(2) 経常利益の増減要因
経常利益の増減要因を分析すると、増収による売上総利益の増加が2,207百万円(うちビル空調衛生・産業空調・電気が1,864百万円増、ファシリティシステムが196百万円減、機械システムが38百万円増、環境システムが362百万円増、不動産事業が20百万円増、その他が119百万円増)、利益率の改善による売上総利益の増加が3,022百万円(うちビル空調衛生・産業空調・電気が3,362百万円増、ファシリティシステムが121百万円減、機械システムが115百万増、環境システムが162百万円減、不動産事業が35百万円増、その他が207百万円減)であった。
また、販管費の増加によって583百万円減少、営業外収支の改善によって115百万円増加した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
1. 2025年3月期第2四半期の業績概要
(1) 損益状況
2025年3月期第2四半期の業績は、売上高が105,950百万円(前年同期比18.4%増)、営業利益が5,926百万円(同362.5%増)、経常利益が6,639百万円(同253.5%増)、親会社株主に帰属する中間利益が4,450百万円(同215.8%増)となった。
受注高は150,996百万円(同20.4%増)となったが、会社によれば、「工事案件が大型化・長期化する傾向が見られる」との事である。
これらの結果、期末の次期繰越高は243,948百万円(前年同期末比8.7%増)となり、第2四半期末における過去最高となった。
豊富な手持ち工事を順調に消化したことから売上高は大幅増となった。
売上総利益率は、利益率改善に向けた内部努力に加えて、特に産業空調での好採算工事が進捗したことで16.2%(前期13.4%)と大きく改善した。
注目すべきは、第2四半期(会計期間)の売上総利益率が17.5%と高水準であった点だ。
一方で販管費は第2四半期(累計)で同5.5%増の11,271百万円となったが、このうち人件費は5,958百万円(同9.2%増)であった。
販管費がほぼ予算どおりであったことから、営業利益は前年同期比で大幅増となった。
(2) 経常利益の増減要因
経常利益の増減要因を分析すると、増収による売上総利益の増加が2,207百万円(うちビル空調衛生・産業空調・電気が1,864百万円増、ファシリティシステムが196百万円減、機械システムが38百万円増、環境システムが362百万円増、不動産事業が20百万円増、その他が119百万円増)、利益率の改善による売上総利益の増加が3,022百万円(うちビル空調衛生・産業空調・電気が3,362百万円増、ファシリティシステムが121百万円減、機械システムが115百万増、環境システムが162百万円減、不動産事業が35百万円増、その他が207百万円減)であった。
また、販管費の増加によって583百万円減少、営業外収支の改善によって115百万円増加した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)