[日本インタビュ新聞社] - ■来年の相場を展望する時期に入り注目強まる様子
ティムコ<7501>(東証スタンダード)は12月25日、再び上値を追う相場となり、午前10時にかけて791円(12円高)をつけて約2か月半ぶりに戻り高値を更新している。釣り用品の大手で、11月下旬に2024年11月期の業績見通しの下方修正を発表したが、株価は翌日に下げただけで以後は次第に持ち直し、12月18日には発表前の値段を回復した。こうした意外な値動きを見て「相場は相場に聞け」といった観点から注目を強める動きがあるもよう。また、来年の相場を展望する時期に入り、来期の業績回復に期待が強まってきたとの見方が出ている。
11月決算の発表は1月17日を予定する。先に発表した業績見通しの下方修正では、フィッシング事業で国内の釣用品市場の在庫調整局面が影響したことや、記録的な高温により、アウトドア事業で秋冬物の販売が大きく落ち込んだことが要因として挙げられたが、株式市場関係者からは、今期・2025年11月期は在庫調整局面を脱出する期待が強いとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)