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サンワテクノス Research Memo(1):新中期経営計画のもと、エンジニアリング事業の本格拡大に注目

発行済 2016-06-10 09:01
更新済 2016-06-10 09:33
サンワテクノス Research Memo(1):新中期経営計画のもと、エンジニアリング事業の本格拡大に注目
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サンワテクノス (T:8137)は独立系技術商社。
電機・電子・機械の3分野をまたいで事業を展開している点が特徴的だ。
同社は顧客企業(メーカー)の生産ライン構築のための機器の納入や部材の販売と、その生産ラインで製造された製品を購入して他社に販売する、「双方向取引」の2つの特徴を活かして業容を拡大してきた。
同社は2017年3月期から2019年3月期までの新中期経営計画「Challenge 1500」を策定した。
前中期経営計画「JUMP 1200」を正常進化させた形で、従来からの注力ポイントであるエンジニアリング事業の拡大に加え、グローバルSCMソリューション事業という新たな取り組みにもチャレンジする方針だ。
従来どおりの販売代理店事業も一段の強化と合わせて、最終年度の2019年3月期に、売上高137,000百万円、営業利益4,300百万円を目指している。
最も注目すべきはエンジニアリング事業の動向だ。
これは本質的には、販売代理店ビジネスに比較して高マージンビジネスである。
しかし現状は事業規模が小さいことや経験・ノウハウの獲得途上ということもあり、本来の姿には遠い状況にあるとみられる。
しかしこの点について弊社では悲観していない。
人材獲得に加え、成長市場分野での商談などを通じてその経験値やノウハウを獲得しつつあるためだ。
エンジニアリング事業は、売上規模の成長のみならず、高マージンビジネスとして確立できるかも注目点だ。
2016年3月期の業績は、半導体・液晶、アミューズメントといった市場向け売上高が減少したことが響いて前期比減収となり、費用面では先行投資を行ったこともあり、利益でも減益となった。
前中期経営計画の最終年度であったが中期経営計画の業績目標には未達となった。
2017年3月期は、前期に比べて為替の円高要因などがあるものの、年後半から需要が回復し、年間ベースでは総需要が前期を上回ってくると期待されている。
同社は売上高114,500百万円(前期比8.3%増)、営業利益2,500百万円(同2.3%増)を予想している。
■Check Point ・新中期経営計画「Challenge 1500」を発表 ・エンジニアリング事業の強化 ・2017年3月期は増収増益の見通し (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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