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KYB Research Memo(1):ショックアブソーバや各種油圧機器の世界トップクラスメーカー

発行済 2016-06-16 16:43
更新済 2016-06-16 17:00
KYB Research Memo(1):ショックアブソーバや各種油圧機器の世界トップクラスメーカー
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KYB (T:7242)は、四輪車(自動車)や二輪車、建設機械などに使われる緩衝器(ショックアブソーバ)や各種油圧機器の国内トップメーカーであり、世界市場でもトップクラスにランクされる。
現在、日本を含めて23ヶ国に統轄拠点6ヶ所、生産拠点37ヶ所、研究開発拠点6ヶ所、販売・その他サービス拠点33ヶ所を有している。
長年にわたり培われた高い技術力を有していること、特定のグループに属さない独立系のメーカーであることから世界各国の自動車や二輪車、建設機械メーカーと取引ができることなどが特色であり、強みとなっている。
2016年3月期は売上高で355,384百万円(前期比4.1%減)、営業利益で15,610百万円(同14.9%増)、経常利益で14,267百万円(同10.0%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は2,237百万円(前期比9,289百万円の減益)となった。
全体では減収ながら主力事業が増収・増益となったことや販管費の抑制により営業増益となったが、円高による為替の影響で経常利益は減益となった。
さらに特別損失として米国での独占禁止法関連の損失や中国子会社の減損損失を計上した。
進行中の2017年3月期は売上高で342,000百万円(前期比※3.8%減)、営業利益で13,000百万円(同16.7%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益で7,900百万円(前期は2,237百万円の損失)と予想している。
実態としては各事業で伸びが見込まれるが為替レートを円高と見ていることから営業利益は減益予想となっている。
※今期からIFRSによる会計基準を導入するため正式には前期比較はできないが、記載の伸び率は日本基準の前期との比較。
同社は、2017年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表していたが、これは中国経済が減速する前に策定されたもので現時点ではやや現実とかい離した目標となっている。
今後、次の新しい中期経営計画が発表されると思われるが、その内容に注目したい。
株主還元としては「株主資本配当率(DOE)2%」を掲げており、利益計上によって株主資本が増加すれば増配の余地も出てくるだろう。
■Check Point ・どの企業グループにも属さない独立系の企業 ・主力のAC事業の増収効果や販管費の抑制などにより営業増益で着地 ・17/3期は売上高3,420億円、営業利益130億円の見通し (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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