■業績への影響は4月27日にお知らせとしたため期待集まる
アステラス製薬<4503>(東証プライム)は4月14日、朝安の後切り返して続伸基調となり、午前9時20分過ぎには2096.0円(19.5円高)まで上げ、4月11日につけた株式分割を調整後の2000年以降の高値2105.0円に迫っている。朝8時30分、「抗体-薬物複合体PADCEV(エンホルツマブ ベドチン)欧州で販売承認取得」と発表し、本件による業績への影響は4月27日に開示予定の通期(2023年3月期)連結業績予想でお知らせするとしたため期待が強まっている。
発表によると、この製剤は米国で2019年12月に迅速承認を取得し、21年7月に正規承認を得て発売されており、日本では21年11月に「パドセブ」の製品名で発売された。このため、業績寄与はこれからが本番の大型新薬に成長する期待がもてるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)