サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

欧米為替見通し:ドル・円は115円を意識、米雇用統計に期待

発行済 2016-12-02 17:35
更新済 2016-12-02 18:00
欧米為替見通し:ドル・円は115円を意識、米雇用統計に期待


今日の欧米市場では、ドル・円は上昇基調の継続を予想したい。
今晩発表の米国の11月雇用統計は堅調な内容が予想されており、連邦準備制度理事会(FRB)の12月利上げを見込んだドル買いで115円を試す可能性がある。


先日発表された11月のADP全米雇用統計(民間雇用者数)は前月比+21.6万人と、増加幅が7月以降で初めて20万人台に乗せた。
米FRBの12月利上げがほぼ確実視されるなか、雇用統計の前哨戦と位置づけられるADP統計の強含みで、今晩発表の11月雇用統計の堅調な内容が期待されている。
失業率は4.9%(前月4.9%)、非農業部門雇用者数は前月比+18.0万人(同+16.1万人)が市場コンセンサス。
予想を大きく下回らなければドル買いに振れやすい地合いは続く見通し。


雇用統計発表後はFRB理事のブレイナード氏が22時45分に、タルーロ氏が日本時間3日3時からそれぞれ発言する機会があり、注目されそうだ。
両理事はいずれも連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの中ではハト派寄りとされており、13-14日のFOMC会合に向け、利上げに前向きな見解が示されれば、ドル買いにつながりやすい。
逆に、足元の急激なドル高をけん制するような発言でもあれば、ドル売りになる可能性がある。


一方、4日(日)に実施されるイタリアの憲法改正の是非を問う国民投票が、イベント・リスクとして意識されやすい。
改憲案が否決されればレンツィ首相が退陣する可能性があり、ユーロ圏の金融システム不安に発展する可能性が警戒されており、思惑先行でリスク回避的な円買いがある程度強まる可能性もあろう。



【今日の欧米市場の予定】
・18:30 英・11月建設業PMI(予想:52.2、10月:52.6)
・19:00 ユーロ圏・10月生産者物価指数(前年比予想:-1.0%、9月:-1.5%)
・22:30 米・11月非農業部門雇用者数(予想:+18.0万人、10月:+16.1万人)
・22:30 米・11月失業率(予想:4.9%、10月:4.9%)
・22:30 米・11月平均時給(前年比予想:+2.8%、10月:+2.8%)
・22:30 カナダ・11月失業率(予想:7.0%、10月:7.0%)
・22:45 ブレイナード米FRB理事あいさつ
・03:00 タルーロ米FRB理事講演(金融安定化会議)


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます