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米中協議への警戒感根強い、引け後にソフトバンクG決算

発行済 2019-05-09 12:22
更新済 2019-05-09 12:40
© Reuters.  米中協議への警戒感根強い、引け後にソフトバンクG決算
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[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;21334.13;-268.46TOPIX;1548.92;-23.41[後場の投資戦略] 本日から米中貿易協議が行われるが、市場関係者の間では「知的財産・企業秘密の保護、技術の強制移転、競争政策、為替操作の分野で米国と中国の利害関係は対立しているが、中国側がすみやかな法改正などでこの問題に積極的に対処する保証はない」との見方が依然として多いようだ。

前述の米大統領による発言などから、両国の協議への期待感の後退を受け、積極的に押し目買いを入れる投資家も限定的となっている。

前引け時点の日経平均は、75日移動平均線を下回っており、次の下値メドとしては、日足チャートにおいて、3月29日から4月1日にかけて空けたマドの下限である21267.25円のレベルが意識されてこよう。

 他方、国内企業の決算発表が本格化するなか、決算がらみの個別物色は活発である。

本日は、大引け後にソフトバンクG (T:9984)の決算が控える。

子会社ソフトバンクが、決算を受けて上昇するなか、前引けにかけては小幅安に沈んだ親会社の同社株に対する先回り物色が再燃する可能性も視野に入れておきたい。

なお、新興市場では、マザーズで最も指数インパクトの大きいメルカリ (T:4385)の決算発表がある。

コンセンサスでは、今19年6月期は前期比で赤字幅拡大、ニ期先である21年6月期に黒字転換の見込みとなっており、このガイダンスに変化に兆しが見られるかどうかにも注目が集まろう。

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