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中部鋼鈑 Research Memo(2):電炉厚板専業メーカー。脱炭素社会への貢献が期待される

発行済 2023-06-26 12:02
更新済 2023-06-26 12:15
© Reuters.
5461
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*12:02JST 中部鋼鈑 Research Memo(2):電炉厚板専業メーカー。
脱炭素社会への貢献が期待される ■会社概要

1. 会社概要
中部鋼鈑 (TYO:5461)は、鉄スクラップを原料に電気炉で高品質な厚板を製造し、販売する電炉厚板専業メーカーである。
厚鋼板は、鉄鋼製品のなかでも高い技術力が求められる。
同社の厚板は、産業機械・建設機械、土木・建築など、様々な分野で社会のインフラを支えている。
リデュース・リユース・リサイクルをベースとした「資源リサイクル」による鉄づくりを原点としており、CO2排出量が少ない電炉には脱炭素社会への貢献が国内でも期待されている。
厚板とは、厚さが6ミリ以上の鋼板を指し、国内では高炉メーカー3社が生産の9割弱を占め、電炉は3社で1割超となる。
棒鋼やH形鋼と違い、厚板のメーカー数はわずか6社で、このうち専業は同社のみである。


同社及び子会社4社(シーケー商事(株)、シーケー物流(株)、明徳産業(株)、シーケークリーンアド(株))により構成され、鉄鋼関連事業、物流事業、エンジニアリング事業及びレンタル事業を手掛けている。
鉄鋼関連事業は同社が中核となり、シーケー商事が商社機能、シーケー物流が荷役・運送機能、明徳産業がメンテナンス・エンジニアリング機能を担い、グループとしての相乗効果を追求している。
そのほかの事業については、担当するそれぞれの子会社が、自主的運営により、独自にビジネスを展開している。


2. 沿革
同社は東海地区最初の鋼板メーカーとして1950年に創業し、一貫して厚板生産に携わってきた。
電炉厚板メーカーとしての特性を生かし、小ロット・多品種生産・短納期に徹するとともに、これまで培ってきた技術を駆使して開発した被削性改良鋼板やレーザ切断用鋼板などオリジナル製品のほか、高品質な製品を安定的に供給している。
これにより需要先から高い評価と信頼を受け、国内唯一の厚板専業メーカーとして市場での存在は確たるものとなっている。


同社は、その存在を広く周知することでCO2排出量の少ない電炉製品を幅広く供給することができると判断し、2022年12月に東証プライム市場に上場した(名古屋プレミア市場との重複上場)。


(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

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