今日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い展開となりそうだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受け、7月利上げ期待のドル買いと早期利上げ観測の後退を受け株高に反応したドル買いが見込まれるためだ。
ただ、前週の急落前に付けていた108円台には戻り売りや利益確定売りが見込まれるため、上昇ペースは鈍くなると予想する。
3日に発表された5月雇用統計は6月利上げに向け注目されたが、非農業部門雇用者数は前月比+3.8万人と予想の+16万人を大きく下回った。
今後のFRBの利上げ方針が注目されるなかイエレン議長は日本時間7日未明に講演し、雇用統計について「雇用統計には失望し、見通しに疑問を与えた」との見解を示した。
ただ、「他の労働関連指標は楽観的」とも述べ、悲観と楽観が交錯する内容となった。
市場ではこれらの発言から、6月は見送あれても7月実施を見込んだドル買いが観測される。
同時に、利上げ期待の後退を好感した株高でドル買いに反応する動きがみられ、ドル・円は上昇方向に振れている。
ただ、足元は、雇用統計発表後の急落から値を戻す展開で、材料難から戻り売りが出やすい。
一方で、値ごろ感から押し目買いを進めた投資家による利益確定売りも強まる公算で、ドルは108円台では上値の重くなる展開を予想する。
【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・1-3月期GDP確定値(前年比予想:+1.5%、速報値:+1.5%) ・21:30 米・1-3月期労働生産性改定値(前期比年率予想:-0.6%、速報値:-1.0%) ・21:30 米・1-3月期単位労働コスト改定値(前期比年率予想:+4.0%、速報値:+4.1%) ・02:00 米財務省3年債入札(240億ドル) ・04:00 米・4月消費者信用残高(前月比予想:+180.00億ドル、3月:+296.74億ドル) ・米中戦略・経済対話(最終日、北京)
米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受け、7月利上げ期待のドル買いと早期利上げ観測の後退を受け株高に反応したドル買いが見込まれるためだ。
ただ、前週の急落前に付けていた108円台には戻り売りや利益確定売りが見込まれるため、上昇ペースは鈍くなると予想する。
3日に発表された5月雇用統計は6月利上げに向け注目されたが、非農業部門雇用者数は前月比+3.8万人と予想の+16万人を大きく下回った。
今後のFRBの利上げ方針が注目されるなかイエレン議長は日本時間7日未明に講演し、雇用統計について「雇用統計には失望し、見通しに疑問を与えた」との見解を示した。
ただ、「他の労働関連指標は楽観的」とも述べ、悲観と楽観が交錯する内容となった。
市場ではこれらの発言から、6月は見送あれても7月実施を見込んだドル買いが観測される。
同時に、利上げ期待の後退を好感した株高でドル買いに反応する動きがみられ、ドル・円は上昇方向に振れている。
ただ、足元は、雇用統計発表後の急落から値を戻す展開で、材料難から戻り売りが出やすい。
一方で、値ごろ感から押し目買いを進めた投資家による利益確定売りも強まる公算で、ドルは108円台では上値の重くなる展開を予想する。
【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・1-3月期GDP確定値(前年比予想:+1.5%、速報値:+1.5%) ・21:30 米・1-3月期労働生産性改定値(前期比年率予想:-0.6%、速報値:-1.0%) ・21:30 米・1-3月期単位労働コスト改定値(前期比年率予想:+4.0%、速報値:+4.1%) ・02:00 米財務省3年債入札(240億ドル) ・04:00 米・4月消費者信用残高(前月比予想:+180.00億ドル、3月:+296.74億ドル) ・米中戦略・経済対話(最終日、北京)