[シンガポール 17日 ロイター] - 米動画配信サービス大手ネットフリックス (O:NFLX)の幹部は東南アジアで携帯端末専用の料金プランを拡充し、現地で制作したコンテンツを増やす方針を明らかにした。
ネットフリックスのプロダクトイノベーション部門ディレクター、アジャイ・アローラ氏はロイターの最近のインタビューで「東南アジアは非常にモバイル中心の市場だと考えている」と述べ、低価格スマートフォン向けにより低料金のモバイル専用サービスを提供していると説明した。
同社はモバイル専用サービスを2019年にインドで開始し、その後マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシアに拡大した。料金はいずれも月額5ドル以下となっている。
ネットフリックスの広報担当者はロイターに、世界全体の有料会員2億人のうち「東南アジアは100万人を大きく超えている」と述べた。詳細は明らかにしなかった。
アローラ氏はクレジットカードやデビットカードの普及率が低い国で支払い方法を拡充するよう取り組んでいると明らかにした。フィリピンではスマホ料金と一緒に料金を支払ったり、コンビニエンスストアでネットフリックスのプリペイドカードを購入することができる。
また東南アジアのコンテンツを担当するマイリータ・アガ氏はロイターに現地制作のコンテンツを増やすと述べ、インドネシアとタイで近く映画の撮影を開始すると述べた。