[ワシントン 11日 ロイター] - 米アップルは、モバイル端末のアプリ配信システム「アップストア」に関連する競争上の問題について、米上院の公聴会で証言することに同意した。
アップルが上院に送付した書簡によると、同社のカイル・アンディア最高法令遵守責任者(CCO)が上院司法委員会の小委員会で21日に開催される公聴会に出席、証言する。
これに先立ち、エイミー・クロブシャー上院議員(民主党)とマイク・リー上院議員(共和党)は9日、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)に書簡を送り、証言の拒否は受け入れられないと批判していた。
iPhoneやiPadで利用できるアップストアを巡っては、アプリ開発業者から、収入を強制的な共有する仕組みやアップストアが定める厳格な規則が反競争的行為に相当するとの批判が以前から出ている。
グーグルのアンドロイド端末のアプリ配信システム「Playストア」についても批判が出ており、クロブシャー上院議員のスポークスウーマンによると、グーグルは公聴会での証言にすでに同意している。