[フランクフルト 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は14日、ECBが発行を計画するデジタル通貨である「デジタルユーロ」に関するアンケートを公表した。それによると、プライバシーや安全性を重視する声が目立った。
デジタルユーロによる決済は匿名性が失われるとの懸念が一部で根強く、プライバシーの確保を最重要視するとの回答が43%と最も多かった。
このほかの回答は安全性が高いこと(18%)、ユーロ圏全体で利用しやすいこと(11%)、追加コストがかからないこと(9%)、オフラインで使用できること(8%)などとなっている。
回答者の半数は保有できるデジタルユーロに上限を設けることや、残高が一定の水準を越えたらペナルティーを課すことに賛成した。
3分の2はデジタルユーロが民間部門を通じて提供され、既存の決済システムに組み込まれるべきと指摘。4分の1はオフラインでも使用できるよう「スマートカード」やスマートフォンのアプリの形を取ることを希望した。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20210414T093221+0000