[ワシントン 12日 ロイター] - 米国防総省幹部は12日、米英軍は前日にイエメン国内の約30カ所を150発を超える砲弾で攻撃したと明らかにした。
米英軍は11日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の関連施設を攻撃。国防総省幹部が示した数字はこれまでの公表より多い。
国防総省のダグラス・シムズ統合幕僚監部作戦部長は記者団に対し、今回の攻撃の標的には都市部から離れた場所に設置されていたミサイル発射台なども含まれていたため、多数の死傷者が出たとは予想していないと述べた。
また、フーシ派が報復を試みると米政府は予想しているとしながらも、フーシ派が9日に紅海で実施したような攻撃を再現できるとは考えていないと指摘。フーシ派はこの日、対艦弾道ミサイルを発射したが、どの艦船にも命中しなかったと述べた。