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米エヌビディア、特注半導体で新部門 AI向け需要取り込みへ

発行済 2024-02-10 17:10
更新済 2024-02-10 17:19
© Reuters.  米半導体大手エヌビディアが、高度な人工知能用プロセッサーを含む特注半導体をクラウド事業などを手がける企業向けに設計する事業部門を設立することが分かった。1月撮影(202

Max A. Cherney Stephen Nellis

[サンフランシスコ 9日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアは、高度な人工知能(AI)用プロセッサーを含む特注半導体をクラウド事業などを手がける企業向けに設計する事業部門を設立する。関係者9人がロイターに明らかにした。

オープンAIなどエヌビディアの顧客は生成AI分野で競争力を高めようと半導体調達を急いでいる。

エヌビディアの半導体「H100」や「A100」は多くの主要顧客にとって汎用的なAIプロセッサーとして機能するが、テック企業は特定のニーズに対応するため独自の半導体開発に乗り出している。これによってエネルギー消費を抑え、設計にかかるコストと時間を削減できる可能性がある。

関係筋によると、エヌビディアはアマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、アルファベット傘下グーグル、オープンAIの関係者と会い、特注半導体の開発について協議した。

データセンター向け半導体のほかにも、通信、自動車、ビデオゲーム分野の顧客も視野に入れており、同社の画像処理半導体(GPU)技術を含むワイヤレスチップについてエリクソンと協議しているという。

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