Foo Yun Chee
[ブリュッセル 14日 ロイター] - 中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は14日、6月の欧州議会選挙に向けフェイクニュース(偽情報)や影響工作への対策を強化し、欧州連合(EU)加盟27カ国全てで現地語アプリを提供すると発表した。
欧州・中東・アフリカ(EMEA)の信頼・安全担当責任者、ケビン・モーガン氏は「うそと事実を容易に見分けられるよう、EU加盟27カ国向けにアプリ内現地語選挙センターを来月立ち上げる」と述べた。
現地の選挙管理委員会や市民社会組織と協力し、これらの選挙センターで信頼できる情報を提供するという。
同社はこうした取り組みを2021年に開始し、ギリシャ、オランダ、ポーランド、スロバキア、スペインで選挙が行われた昨年に加速させた。
同社によると、欧州議会議員の約30%がTikTokを利用している。