[アムステルダム 5日 ロイター] - ハイテク業界団体、国際半導体製造装置材料協会(SEMI)の欧州支部は今週公表した文書で、欧州連合(EU)は輸出管理の強化や域外への投資規制を講じる前に、もう一度よく考えるべきだと警告した。
欧州委員会は1月、経済安全保障の向上や中国などへの技術移転防止に向けた政策パッケージを提案していた。
SEMIの欧州支部は、EUの技術を競合国が入手するリスクを考慮するのは正しいが、自由貿易パートナーシップこそが「地政学的危機のシナリオ」において、安全保障を確保する最善の方法だと主張した。
さらに「欧州の半導体産業の長期的な成功と発展を保証するには、企業ができるかぎり投資決定を自由に行う必要がある。そうでないと、機敏性と妥当性を失うリスクが生じる」と述べた。