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メキシコ湾岸の米エネルギー施設、熱帯低気圧で生産に影響

発行済 2019-09-20 07:29
更新済 2019-09-20 07:31
メキシコ湾岸の米エネルギー施設、熱帯低気圧で生産に影響

[ヒューストン 19日 ロイター] - 熱帯性低気圧「イメルダ」が、メキシコ湾岸の米エネルギー施設に大きな被害をもたらしている。施設の関係者によると、テキサス州では19日、洪水により製油所や石油パイプライン、ターミナルなどが閉鎖を余儀なくされている。

集中豪雨による浸水被害は、ヒューストンからルイジアナ西部まで広がっている。米国立ハリケーン・センター(NHC)によると、テキサス州南東部の沿岸では19日夜に最大1020ミリの降雨が予想されている。

関係者によると、エクソンモービル (N:XOM)はボーモント製油所(日量36万9024バレル)を閉鎖した。

テキサス州南東部の他の製油所も生産に影響が出ている。独立系製油大手バレロ・エナジー (N:VLO)はポートアーサーの製油所(日量33万5000バレル)の稼動を一部停止した。

ヒューストンにあるライオンデルバセル (N:LYB)の製油所(日量26万3776バレル)のガソリン生産設備はコンプレッサーが故障し、稼働率が生産能力(日量11万バレル)の60%となっている。

トタル (PA:TOTF)も、ポートアーサーの製油所(日量22万5500バレル)でコークスの生産を半分に縮小している。雷の影響で安全な作業ができなくなっているという。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20190919T222833+0000

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