[マドリード 1日 ロイター] - マークイットが発表した9月のスペイン製造業購買担当者景気指数(PMI)は47.7と、8月の48.8から低下し、2013年4月以来、6年半ぶりの低水準となった。政治や経済を巡る不透明感が影響した。
生産指数は47.1から46.5に低下。4カ月連続の低下となった。
IHSマークイットのディレクター、ポール・スミス氏は「欧州および世界的な政治、経済の不確実性がスペイン製造業、特に資本財メーカーを明らかに圧迫している」と述べ、「急速な回復は期待薄のようだ。国内や、英国の欧州連合(EU)離脱などの海外の政治的問題が解決する兆しが乏しく、先行きの見通しが6年半ぶりの低水準に落ち込んだ」と指摘した。
スペイン経済は、ユーロ圏内では相対的に高い成長を続けているが、最近のデータは成長が減速しつつあることを示している。
前日発表された第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.4%増と、第1・四半期の0.5%増から小幅に鈍化した。[nL3N26L28B] OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191001T075541+0000