[ソウル 1日 ロイター] - 北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は1日、北朝鮮と米国が10月5日に実務レベルの協議を開催することで合意したと伝えた。
2月にベトナムのハノイで開催された首脳会談は、北朝鮮の核問題を巡る溝が埋まらず、成果なく終わった。
KCNAは、崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官の声明を引用し、米朝が10月4日に準備的に接触した後、実務級の協議を開催することで合意したと報じた。
崔氏は声明で「北朝鮮側の代表団は、朝米実務レベル交渉に入る準備ができている」とし「実務レベル交渉で朝米関係の前向きな展開が加速すると予想する」と表明した。
北朝鮮は最近、米国との実務レベルの協議に意欲を示すものの、米国はより柔軟な姿勢を示すべきとクギを刺している。
米国務省のモーガン・オータガス報道官は、米朝の当局者が「1週間以内に会合を開く」と述べ、米朝実務者レベル協議の開催を確認した。ただ詳細については明らかにしなかった。
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