[30日 ロイター] - 米石油大手コノコフィリップス (N:COP)が30日発表した第1・四半期決算は17億ドルの赤字となった。原油安のほか、同社が保有するカナダの同業セノバス・エネルギー (TO:CVE)株の下げが響いた。
リフィニティブのデータによると、コノコは現在、セノバス株を17%保有し、筆頭株主となっている。第1・四半期はセノバス株の価値下落に伴う減損などが影響。未実現損失は16億9000万ドルという。
第1・四半期の原油の実勢価格は1バレル=38.81ドル。前年同期は50.59ドルだった。
第1・四半期の純損失は17億4000万ドル(1株当たり1.60ドル)。前年同期は18億3000万ドル(同1.60ドル)の黒字だった。
一時項目を除く1株利益は0.45ドル。市場予想の0.23ドルを上回った。
リビアを除く生産量は石油換算で日量128万バレルと、前年同期から4万バレル減少した。
ただ、同社は今後数週間で大幅な減産を実施すると表明。5月に追加で日量4万バレル減産し、6月までに減産量合計を昨年の産油量の3分の1超に当たる日量46万バレルに拡大するとした。