[東京 5日 ロイター] - 政府は5日午後、首都圏の1都3県に出している緊急事態宣言の2週間延長を決める見通しだ。早朝に諮問委員会を開き、21日まで延長する案を専門家らに諮った。
新型コロナウイルスの新規感染者の減少ペースが鈍化、病床が依然逼迫していることなどから、飲食店に時短を要請するなどの措置がなお必要と判断した。
西村康稔経済再生相は諮問委員会の冒頭、特に病床の逼迫度合いに言及し、「数字が下がっていくことを見極めていく。ステージ3相当であることを確実にする必要がある」と語った。ステージ3はコロナの感染状況を示す4つの段階のうち、上から2番目に深刻なレベル。
政府は専門家の意見を踏まえ、午後に宣言延長を決定する。政府は夜、対策本部を開き、午後9時から菅義偉首相が会見して国民に説明する。
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