[エルサレム 22日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は22日、米国とパートナー国がイランとの間で核を巡る外交交渉の時間枠について協議しているとした上で、現在のイランとの交渉は数週間以内に終了する可能性があると述べた。
イスラエルを訪問しているサリバン氏は記者団に対し、「われわれは公にカレンダーの日付に印を付けていないが、内々では時間枠について話し合っており、それは長くはない」と述べた。時間軸について詳しく聞かれた同氏は「数週間だ」と答えた。
また、イランの核武装を阻止するためには「外交、抑止、圧力」が最善の方法であると米国は引き続き考えているとした。
サリバン氏は、エルサレムで行われたイスラエル指導者らとの会談で、2015年の核合意について「イランが義務を果たし、合意順守に復帰するよう圧力を維持するため、国際社会をまとめていく手段について話し合った」と説明した。
イスラエルのラピド外相は「イランの核プログラムに対抗するための戦略と、この問題に対する米国とイスラエルの協力のあり方」についてサリバン氏と話し合ったと述べた。