[ドバイ 26日 ロイター] - イラン国営テレビは26日、同国が衛星用ロケット「ズルジャナ」の発射実験を行ったと伝えた。ズルジャナの発射実験が実施されるのは2回目。2015年の核合意再建に向けた間接協議再開が期待される中、米国の反発を招くとみられる。
米国は衛星を軌道に乗せるための長距離弾道技術が核弾頭発射にも利用される恐れがあると懸念している。
イラン国防省報道官は国営テレビに対し「ズルジャナの第3開発段階はきょうの打ち上げで得られた情報に基づき行われる」と語った。打ち上げが成功したかどうかには言及しなかった。
イランのアブドラヒアン外相は25日、核合意再建に向けた米国との間接協議が近く再開すると明らかにした。
イランは昨年、ズルジャナの打ち上げに成功したと発表。米国は懸念を表明していた。