Asif Shahzad
[イスラマバード 29日 ロイター] - パキスタンのイスラマバード高等裁判所は29日、汚職を巡るカーン前首相に対する有罪判決の効力を停止した。カーン氏の弁護士が明らかにした。
ただカーン氏は、国家機密を漏洩した別の罪を問われており、保釈は見送られる。
カーン氏は、在任中に外国の政府関係者から受け取った贈答品を違法に売却した罪で禁錮3年の有罪判決を受け、今月5日に収監された。これを受け、選挙管理委員会は同氏の被選挙権を5年間剥奪した。
同氏は判決を不服として上訴していた。
イスラマバード高等裁判所はカーン氏の保釈を認めたが、イスラマバードの特別法廷はカーン氏の身柄を引き続き拘束し、30日に出廷させるよう命令。
パキスタン連邦捜査局(FIA)の当局者によると、カーン氏はパキスタンの駐米大使が送付した極秘電報の内容を公表し政治的な利益を得た罪を問われている。