[ワシントン/モスクワ 5日 ロイター] - 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は5日、ロシアと北朝鮮による武器交渉が活発に進められているとし、ウクライナで使用される武器をロシアに提供すれば、北朝鮮は「代償を支払うことになる」とけん制した。
ロシアへの武器供提供は「北朝鮮に良い結果をもたらさない」とも述べた。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が今月ロシアを訪問し、プーチン大統領と会談し、ウクライナで戦争を続けるロシアへの武器提供の可能性を協議するという情報について、ロシア大統領府(クレムリン)は5日、「何も言うことはない」とコメントした。
サリバン氏は、金氏が対面での会談を含め、武器協議の継続を見込んでいると指摘した。また、西側諸国などによるロシアの防衛産業基盤圧迫の結果、ロシアが武器の「あらゆる調達源を模索している」という認識を示した。
また、米国は、北朝鮮がロシアに大規模な武器提供を行ったことを確認していないものの、武器提供をやめるよう北朝鮮に働きかける機会を引き続き模索するとも述べた。
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