Joe Brock
[シンガポール 28日 ロイター] - 米国は中国が影響力を拡大している太平洋地域で新たな海底ケーブルを敷設する事業を支援している。ロイターが関連資料を確認した。
米領のサモアとグアムを結び、パプアニューギニア、サモア、ツバル、フィジー、ナウル、マーシャル諸島、キリバス、クック諸島、ミクロネシア連邦まで延長される可能性があるという。グアムには米軍の主要基地がある。
世界銀行や米国、オーストラリア、ニュージーランドなどの関連機関が資金援助を行う予定。
海底ケーブルの開発と敷設には通常3─5年程度かかる。計画中のケーブルは数千キロに及ぶという。
25日にワシントンで開かれたバイデン米大統領と太平洋諸島指導者との会談後に発表された米政府資料によると、米貿易開発庁(USTDA)がケーブル敷設に向けた調査として300万ドルを拠出する。