Nobuhiro Kubo
[東京 7日 ロイター] - 日英両政府は7日、都内で外務・防衛の閣僚会合(2プラス2)を開き、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃を非難した上で、ガザで続く戦闘の人道的休止を求めた。
日英の4閣僚は会合後の声明で、「国際法に従って自国と自国民を守るイスラエルの権利」を強調した。事態を悪化させないため外交努力が重要だとし、イスラエルと将来的に独立したパレスチナ国家が共存する「二国家解決」が平和と地域の安定に向けた道筋だと表明した。
また、イランに対し中東を不安定化させる行動を控えるよう要請。地域の緊張緩和へ建設的な役割を果たすよう求めた。
日英は中国についても議論。東シナ海、南シナ海情勢に懸念を示し、力や威圧による一方的な現状変更に反対することを確認した。
2025年に英国が計画する、空母打撃群のインド太平洋地域への派遣について協力することも申し合わせた。