[ドバイ 10日 ロイター] - イランとサウジアラビアは、テヘランとリヤドなどを結ぶ定期直行便の再開について来週から正式協議を始める。イラン当局者が10日、国営イラン通信(IRNA)に明らかにした。
両国は3月に中国の仲介で成立した国交再開合意で外交関係が復活した。
IRNAによると、イランの道路・都市開発当局者は「テヘランとリヤド、または他の都市を結ぶ定期便について規制はない。来週には、年次のメッカ大巡礼(ハッジ)以外の目的で両国間の航空便を運航する協議の最終の詰めを相互作業グループが行う」と述べた。
2016年の国交断絶以来、両国間ではイランからハッジの巡礼者を輸送する便がサウジに発着している以外、定期便は運航されていない。
今回再開される定期便では、年間を通じて行われる巡礼(ウムラ)や宗教目的でない移動が対象に含まれるという。