[ドバイ 10日 ロイター] - スーダンの首都ハルツームで10日、人道目的の車列が攻撃され、2人が死亡、赤十字国際委員会(ICRC)職員3人を含む7人が負傷した。ICRCが明らかにした。
スーダンでは国軍と民兵組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘が4月から続いている。
ICRCの声明によると、「車列はICRCの車両3台とバス3台で、全車両に赤十字のマークが付いていた。市民100人以上を避難させる予定だった」という。
また、「この人道目的の活動は戦闘当事者である各勢力の要請と調整に基づいて行われたもので、必要な安全確保が保証されていた」とした上で、攻撃は意図的だったと表明した。
特定の勢力の名指しはしなかったが、スーダン軍は車列が合意に反して「反逆者の車両」で防衛拠点に接近したため攻撃を受けたとしている。RSFに言及したとみられている。
一方、RSFは攻撃がスーダン軍によるものと非難した。