[26日 ロイター] - ウクライナ空軍は、ロシアが一方的に併合した南部クリミア半島の黒海沿岸の港町フェオドシヤを26日未明に空爆し、ロシア軍の大型強襲揚陸艦ノボチェルカスクを破壊したと発表した。
空軍のミコラ・オレシュチュク司令官は「ロシアの艦隊はどんどん小さくなっている。空軍パイロットや関係者全員のおかげだ」と通信アプリ「テレグラム」に投稿した。
空軍は声明で、26日午前2時30分(日本時間午前9時30分)ごろ、フェオドシヤを巡航ミサイルで攻撃し、ロシア軍黒海艦隊の大型強襲揚陸艦ノボチェルカスクを破壊したと表明した。証拠は示していない。
インタファクス通信によると、ロシア国防省は、ウクライナの戦闘機が巡航ミサイルを発射しフェオドシヤを攻撃したと表明した。攻撃で1人が死亡、2人が負傷し、ノボチェルカスクが損傷したとしている。
ウクライナ軍の発表前、ロシアが任命したクリミアのセルゲイ・アクショーノフ首長は、ウクライナ軍の攻撃によりフェオドシヤの港湾区域で火災が発生したがすぐに鎮火したと述べていた。
クリミア当局の発表によると、「技術的な問題」でフェオドシヤ発の列車は別の駅からに変更、フェオドシヤの一部で交通規制が実施されている。
ロシアの複数の報道機関がテレグラムに投稿したニュース映像では、港湾区域で強力な爆発と火災が発生している。