🟢 市場は上昇しています。当社コミュニティの12万人を超えるメンバーは、すべてそれにどう対応すべきか知っています。
お客様もお分かりですよね。
40%割引で開始

米英のフーシ派攻撃巡り西側に分断、仏伊など共同声明も署名せず

発行済 2024-01-13 06:00
更新済 2024-01-13 08:27

Angelo Amante John Irish Inti Landauro

[ローマ/パリ/マドリード 12日 ロイター] - 米英軍が11日に実施したイエメンの親イラン武装組織フーシ派の関連施設への攻撃への参加を見送ったイタリア、スペイン、フランスの3カ国が、同攻撃を正当化する共同声明への署名も拒否していたことが分かった。海運の要衝で船舶に対する攻撃を続けるフーシ派への対応で、西側諸国の間に分断があることが改めて浮き彫りになった。

米当局者によると、米英軍の11日のフーシ派に対する攻撃に、オランダ、オーストラリア、カナダ、バーレーンが情報(インテリジェンス)とロジスティクス面で支援を提供した。これら6カ国にドイツ、デンマーク、ニュージーランド、韓国を加えた計10カ国が今回の攻撃を正当化する共同声明に署名。フーシ派が引き下がらなければ、紅海の海運を守るために一段の行動を取ると警告した。

イタリア首相府の関係筋は、イタリアは共同声明の署名を見送ったため、フーシ派に対する攻撃への参加を要請されなかったと説明。ただ政府関係筋は、攻撃参加の要請はあったものの、参加するには議会の承認が必要になるほか、紅海の情勢を「沈静化」させる政策を優先しているため、参加を拒否したとしている。

イタリア政府はその後「世界貿易の流れと人道支援のために、自国の船舶を守る権利を持つ同盟国の活動を支援する」との見解を表明した。

フランス政府関係者は匿名を条件に、フランスは米国主導の攻撃に参加することで、レバノンに拠点を置く親イラン組織ヒズボラとイスラエルと間の緊張を和らげるための協議で影響力を失うことを恐れたと語った。フランスはここ数週間、イスラエルの北隣のレバノンでのエスカレートの防止に外交の重点を置いている。

スペインのロブレス国防相は、スペインは平和の促進を願っているため紅海での軍事行動に参加しなかったと説明。マドリードで記者団に対し「どの国も自国の行動について説明する責任がある。スペインは常に平和と対話のために尽力する」と述べた。

米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、フランスは攻撃への参加を拒否したかとの質問に対し、外交的なやりとりについてコメントはしないとした上で、「実際の攻撃に積極的に関与していなくても、米国の多くのパートナー国が作戦以外の支援を申し出た」と指摘。米国は「今回の攻撃を実施するためにバイデン大統領が行使した法的権限に自信を持っている」と述べた。

米国は昨年12月、紅海で商船の安全を守るための有志連合を創設。イタリア、スペイン、フランスの3カ国はこれに参加しておらず、今回のフーシ派に対する攻撃以前から分断は存在していた。

*内容を追加しました。

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます