Ananda Teresia
[29日 ロイター] - 東南アジア諸国連合(ASEAN)は29日、ラオスで外相会合を開きミャンマー情勢について議論した。同国の紛争終結を訴え、和平計画と「ミャンマーが主導する」解決策の支持でASEANの結束を確認した。
ASEANは会合後に発表した声明で「ミャンマーは依然としてASEANにとって不可欠な国であり、現在の危機に対する平和的で包括的、かつ持続可能な解決策を見つけるためにミャンマーを支援するというASEANの取り組みを再確認した」としている。
さらに「ASEANの結束を再確認し、いかなる努力も(和平計画に)沿って、議長国との協調の下、支援すべきであることを改めて確認した」と強調。暴力を停止し、人道アクセスを可能にするよう促した。
ミャンマー国軍は2021年2月のクーデターで実権を握った。ASEANが同年4月に採択した5項目の和平合意はほとんど履行せず、ASEANの主要な会議への参加も見送ってきたが、今回約3年ぶりに政府高官を派遣した。
声明によると、ASEAN外相はラオスがミャンマー特使に任命したアルンケオ元首相府相の取り組みを支持するとし、ミャンマー国民支援に向けた同氏の決意に対する信頼を表明した。国営メディアによると、アルンケオ氏は今月ミャンマーを訪問した際に軍事政権指導部と会談した。