Stephanie Kelly
[6日 ロイター] - 11月の米大統領選で再選を目指しているバイデン大統領の陣営は、第1・四半期に1億8700万ドルの選挙資金を確保し、調達額は昨年第4・四半期のほぼ2倍に達した。
3月だけでも調達額は9000万ドル余りと、2月の5300万ドル強から大きく増加。手元資金は1億9200万ドルで、選挙戦のこの時期としては歴代の民主党陣営で最高になった。
選挙資金の調達ペースは、野党共和党からの指名がほぼ確実なトランプ前大統領の陣営に対してもずっとリードを保っている。
専門家の分析によると、バイデン氏側は現職大統領としての強みや、民主党の元大統領らによる強力な支援が資金集めを後押ししているようだ。
3月にもバイデン氏の陣営がニューヨークで開催したイベントにバラク・オバマ氏とビル・クリントン氏が顔を出し、運営者の発表では2500万ドル強の資金が集まった。
第1・四半期に陣営が集めた資金の96%は、200ドル未満の小口献金だった。