■今後の見通し
(2)中期経営計画
ヒマラヤ (T:7514)の中期3ヶ年計画では、最終年度となる2018年8月期に連結売上高86,000百万円、経常利益3,400百万円、ROE10%を経営目標値として掲げている。
出店戦略としては、グループ全体で年間10店舗ペースの出店を継続していく。
また、経常利益率は、適時適量仕入やプロパー販売力の強化、PB商品の売上構成比率上昇などによって、2015年8月期の3.4%から2018年8月期は4.0%を目指していく。
国内のスポーツ小売用品の市場規模は年間で約1兆5,000億円~1兆8,000億円の水準だが、市場の過半はまだ個人経営の店舗で占められている。
このため、今後も同社を含めた大手量販店が新規出店によって売上高を伸ばしていく余地は大きいとみられる。
同社は中小規模商圏を出店ターゲットとして今後も出店数を拡大し、「接客力」の向上を図り地域1番店を目指していくことで、成長を進めていく戦略に変わりない。
中期経営計画が達成されれば、次のステップとして売上高1,000億円が目標となる。
同社の場合、東北・北海道などまだ未進出のエリアが残されており、将来的にはこうしたエリアへ展開することで、更なる成長は可能とみられる。
エリア拡大に当たっては、M&Aも経営の選択肢の1つとなろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
出店戦略としては、グループ全体で年間10店舗ペースの出店を継続していく。
また、経常利益率は、適時適量仕入やプロパー販売力の強化、PB商品の売上構成比率上昇などによって、2015年8月期の3.4%から2018年8月期は4.0%を目指していく。
国内のスポーツ小売用品の市場規模は年間で約1兆5,000億円~1兆8,000億円の水準だが、市場の過半はまだ個人経営の店舗で占められている。
このため、今後も同社を含めた大手量販店が新規出店によって売上高を伸ばしていく余地は大きいとみられる。
同社は中小規模商圏を出店ターゲットとして今後も出店数を拡大し、「接客力」の向上を図り地域1番店を目指していくことで、成長を進めていく戦略に変わりない。
中期経営計画が達成されれば、次のステップとして売上高1,000億円が目標となる。
同社の場合、東北・北海道などまだ未進出のエリアが残されており、将来的にはこうしたエリアへ展開することで、更なる成長は可能とみられる。
エリア拡大に当たっては、M&Aも経営の選択肢の1つとなろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)