(内容を追加しました) [ニューヨーク 14日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 18053.58(+75.90) 前営業日終値 17977.68(+217.27)
ナスダック総合 .IXIC 終値 5104.89(+33.38) 前営業日終値 5071.51(+73.81)
S&P総合500種 .SPX 終値 2108.95(+9.35) 前営業日終値 2099.60(+22.98)
14日の米国株式市場は、1月以来の4営業日続伸となった。原油価格が序盤の下げ から切り返したことを受け、エネルギー株に買いが入った。 ダウ工業株30種 .DJI は75.90ドル(0.42%)高の1万8053.58ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は33.38ポイント(0.66%)高の5104.8 9。 S&P総合500種 .SPX は9.35ポイント(0.45%)高の2108.95。
原油相場は、欧米など6カ国とイランの核協議が最終合意に達したことを受け、供給 が増えるとの懸念から軟調に始まった。だが、イラン産原油の輸出再開には時間を要する との見方が広がり、持ち直した。 S&Pエネルギー株指数 .SPNY は0.8%上昇。エクソンモービル XOM.N が0.8 %高となり、このセクターをけん引した。
UBSウエルス・マネジメント・アメリカズのシニア株式ストラテジスト、デービッ ド・レフコウィッツ氏は、この日の大きな材料がイランの核問題に関する協議の合意だっ たと指摘。だが合意が「石油供給に及ぼす影響をめぐっては、依然として不透明感が強い 」と述べた。
S&P総合500種主要10業種のうち9業種の指数がプラス圏で取引を終えた。S &Pヘルスケア株指数 .SPXHC は1%上げ、ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NB I>は2%超の上昇となった。 一方、S&P金融株指数 .SPSY は0.4%上昇。四半期決算を発表したJPモルガ ン・チェース JPM.N は1.4%高、ウェルズ・ファーゴ WFC.N は0.9%上昇。 短文投稿サイトのツィッター TWTR.N は、310億ドルの買収案を提示されたとの報 道を受けて一時8.5%上昇した。だが誤報であることが判明し、2.6%高で取引を終 了した。 半導体のマイクロン・テクノロジー MU.O は11.4%高。同社に対し、中国政府系 ハイテク複合企業の精華紫光集団が230億ドルの買収を提案したとの報道を受けて買わ れた。 投資家にとっての焦点は、ギリシャ債務危機や中国株の急落から企業決算へと移行し ている。トムソン・ロイターの推計によると、米企業の第2・四半期決算は売上高が過去 6年近くで最大の落ち込みとなり、利益は2.8%減少すると見込まれている。 BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約55 億株で、今月これまでの平均である68億株を大きく下回った。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1934で下げ1089、ナスダックは 上げ1769で下げ1032だった。