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仮想通貨のデリバティブは投資家に変革をもたらすだろうか?―まだ早い!

発行済 2018-07-13 19:35
更新済 2020-09-02 15:05
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去年12月ビットコイン先物の取扱いを開始したシカゴオプション取引所(CBOE)の執行役員たちは、現在の栄光に満足することはない。米証券取引委員会(SEC)が6月下旬に出したリリースによると、CBOEはビットコイン ETFの申請を提出した

CBOEは明らかに、仮想通貨のデリバティブの可能性を見込んでいる。執行役員たちはイーサリアムの先物を取り扱うことも話し合っている。

イギリスではイーサリアムの先物はすでに行われているが、アメリカではそのようなものはまだなく、ローンチされる具体的な計画もない。

CBOEは仮想通貨取引の可能性を最大化しようとする唯一の取引所というわけではない。

6月下旬、 ゴールドマン・サックス のDavid Solomon COOがアメリカの投資銀行はすでにビットコインの先物に興味を示す顧客や、仮想通貨に関連する商品について話し合っていることを明かした

「しかし、慎重に進めなければいけない」と、Solomon氏は語った。そして、Solomon氏は、ゴールドマン・サックス は「仮想通貨ビジネスを展開し、(このような新しい金融の)環境に対応する(予定である)」と続けた。

CBOE ビットコイン先物 週足チャート

ビットコイン先物市場はビットコインの下落を受けているが、CBOEとCME のビットコイン先物がローンチしたことにより、多くの人はビットコイン先物がデジタルアセットが市民権を得るのに一役買ったと信じている。彼らの見解では、ビットコイン先物取引はデジタルアセットが資産クラスとして正当性が与えられたと考えられている。

eToroの上級アナリストであるMati Greenspan氏は、ウォールストリートのディーラーにとってエキサイティングな進展だと信じている。なぜなら、仮想通貨は他の市場との相関性が低く、良いリスクヘッジになる可能性があるからだ。しかし、ビットコイン先物は良いスタートを切ったが、2014年の第4四半期に見られた仮想通貨の上昇を迎えるために、数々の仮想通貨デリバティブを展開していく必要がある。

FirmoのCEOであるOmri Ross博士は、伝統的な金融経済において、これらの仮想通貨デリバティブは新たな一歩であると見ている。当然次に来るステップは、先物やオプション、分散化・トークン化された多様なスワップなど、標準化されたデリバティブに追加することであろう。Ross氏は次のように述べた。

「新しい資産クラスの幕が開け、これらの金融商品は仮想通貨にさらなる流動性を生む可能性を秘めている。そして、仮想通貨のボラティリティーを安定化させるだろう」

仮想通貨デリバティブのような金融商品は世界経済に大きな影響を与えるだろう。「現在は、仮想通貨ETFと先物の概略が進められてる段階」と、Ross氏は語り、「私たちはCMEやCBOEの先物やニューヨーク証券取引所、ビットコイン価格指数の発展を見てきた。そして、イーサリアムなどの仮想通貨は同じ軌跡を歩むだろう」と付け加えた。

仮想通貨デリバティブはいまだボラティリティが高すぎて危険?

アメリカはビットコイン先物を前倒してローンチした中、欧州証券市場庁(ESMA)と英金融監督機関(FSA)は資産クラスとしての仮想通貨デリバティブに対し、懸念を抱いている。

しかし、SharesPostの民間投資研究担当マネージングディレクターのRohit Kulkarni氏は、切望される仮想通貨の規制当局は徐々に形作られていくものでり、米国外の管轄では特にそうであるという。彼は次のように語った。

「仮想通貨・ブロックチェーンの理解と相まって進める、規制当局の建設的アプローチは、買い手や売り手の両方からくる欲求が制度化を進めるのに役立つと考える。投機家たちは、去年の12月に始まったデリバティブ(先物)の参入が現在進行中の下落相場を招いたと見ているが、私たちはCBOEの動向は(業界全体の)前進のサインだと見ている。」

しばらくの間、デリバティブは仮想通貨エコノミーの中心から離れた存在になるだろうと、EnosiのCOOであるBill Barden氏は語る。これは「ボラティリティと大規模な動きの両方は、リスクの大きい売りボラティリティを招き、また買いボラティリティはコストがかかるようになる。ただ、長期投資家だけはカバード・コール(株式を保有したままコール・オプションを売りに出すこと)ができるので得をするだろう。しかし、安く売らない限り、だれが買うのか分からない話ではある」

ジブラルタル・ブロックチェイン・エクスチェンジのNick Cowa CEOは、制度化において、仮想通貨のデリバティブはさらなるステップであると付け加えています。彼の視点では、伝統的な投資家たちが仮想通貨に参入するにはヘッジをかけたりアービトラージをしたりするなどの機能は大事だが、(仮想通貨のデリバティブの発展は)価格の透明性や流動性を助けるのに必要な発展だという。

個人や機関投資家たちにとって仮想通貨のデリバティブが規制されることは重大だろう。ブロックチェーンを基盤とするロイヤリティ・エコシステムqiibeeのデザインを担当するGianluca Giancola氏は、デリバティブは仮想通貨自体よりさらに規制されるべきだと指摘する。この方が市場の成長に伴い、ボラティリティーの減少を下げることができ、仮想通貨への投資を押し上げるという。

Carats.ioの創設者であるDor Eligula Dor Eligula氏 は、仮想通貨業界が成熟していくにつれて、大衆が参入してくると言います。

「仮想通貨で新しい投資方法や金融商品が生まれるたびに、仮想通貨市場における興味を招くと信じている。群衆は合理的な投資方法を取り入れていくので、さらに知られるようになるだろう。彼らが仮想通貨に参入してくるということだ」

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