月曜日のアップル(Apple) (NASDAQ:AAPL)は、5%以上の下落となった。この背景には、 米光学製品大手ルメンタム・ホールディングス(NASDAQ:LITE)が「納入の大幅な減少」の要請があったことを理由に10-12月(第2四半期)の業績見通しを下方修正していたことが挙げられる。ルメンタムの最大の顧客はアップルであり、最新のiPhone向けに部品を供給している。
しかし、ルメンタムに大幅な納入縮小の要請をした企業名を明かしていない。ウェルズ・ファーゴ (NYSE:WFC)のアナリストは「ルメンタムの最新の業績見通しは、アップルからの注文が30%減少した場合を織り込んだものだと解釈できるだろう」と述べている。ルメンタムの最大の顧客であるアップルからの収益が約30%を占めるため、この様に予想していると考えられる。しかし、繰り返し述べるがルメンタムは顧客の名前を明かしていない。
従って、12日のアップル株の下落は、単純にホリデーシーズンにおける最新iPhoneの売上に対する懸念があり、その上でルメンタムの発表が下落の引き金になったと考えられる。
12日のアップル株下落の要因であったルメンタムのコメントが誤解だと判明した場合、押し目として買いが進むだろう。
2週間前の記事で私たちは、「アップルの決算が良くとも、株価はすでにピークを打っただろう」と述べ、そのような結果が実際に起こった。また、11月6日の記事でも以下のように述べた。
「買い機会を逃している人たちは、下落から反発し、上昇トレンドに変わること望んでいるだろう」
もしテクニカル分析について疑問視しているのであれば、株価はネックラインの水準まで戻し、ピタリと止まっていることに注目するべきだ。
そして、昨日の5%の下落は、2月9日以来の上昇トレンドラインの上にある200日線上で終わっている。これは慎重なトレーダーにとってロングエントリーへの機会となるだろう。
トレード戦略
慎重なトレーダーは、10月3日につけた高値223.47ドルを超え、上昇トレンドを確認するまで待とう。もしくは、上昇トレンドが崩れたことを確認しショートを取ることもできる。この上昇トレンドの水準は現在では180ドル以下であり、ここを抜けたら下落トレンドに転ずる可能性がある。
一般トレーダーは、上昇トレンドの調整としての下落で、2016年5月以来の上昇トレンドラインのがサポートになっていることを確認しロングエントリーができるだろう。現在その情報トレンドラインの水準は160ドル以下である。
積極的なトレーダーは、現在ロングエントリーできるだろう。
積極的なトレーダー例:
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エントリー: $194
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損切り: 193, 200日線より下
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損切り幅: $1
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目標価格: $200, キリのいい数字
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利確幅: $6
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リスクリワードレシオ: 1:6