フェイスブック(Facebook) (NASDAQ:FB) の決算報告は、24日の大引け後に予定されている。予想EPSは前年同期の1.69ドルから1.61ドルに低下すると見られているが、売上高では前年同期の119億7000万ドルから149億7000万ドルと大幅増加と見られている。
フェイスブックは予想EPSを2013年10月から上回り続け、売上高が予想を下回ったのはたった3回である。この業績によってフェイスブック株が上場した2012年5月18日以来から100%の上昇を可能にさせた。2018年の年末にかけて同社株は下落していったが、年初より株価は40%回復しており23日の終値は183.78ドルである。
様々な材料が錯綜する中で、フェイスブック株はテクニカル的には上昇パターンを形成している。
フェイスブック株のチャートは、価格は上昇しているが出来高やマーケットブレスとネガティブダイバージェンスであり、上値が重いことが窺える。また、RSIでも買われ過ぎの水準であり、前回の3月の高値の水準を推移している。
2月の高値を僅かに抜けた3月の高値以来、フェイスブック株は上値が重い展開であった。
しかし、4月2日に3月の高値の抵抗ラインを上抜けしたことによって、50日移動平均線は200日移動平均線を上抜けし、ゴールデンクロスを形成した。その後も底堅く推移し、22−23日ではさらに力強く上昇した。
この上昇によって、弱気パターンであるヘッド&ショルダーとライジングウェッジの可能性を打ち消したと言える。これらのパターンから外れただけであるが、今後ショートスクイーズや、投機的なロングポジションの追加によって上昇が見込まれる。
トレード戦略
慎重なトレーダーは、決算でのネガティブサプライズの影響を避けるためトレードを控えよう。
一般トレーダーは、市場全体が弱含む中でフェイスブックが上昇を続けるならロング。
積極的なトレーダーは、現在ロングエントリー。
トレード例
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エントリー: $180
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損切り: $175
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損切り幅: $5
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目標価格: $195
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利確幅: $15
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リスクリワードレシオ: 1:3