40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

【決算前プレビュー】テンセント第2四半期決算 ゲーム事業は復活するのか

発行済 2019-08-14 11:12
更新済 2023-07-09 19:31

  • 2019年第2四半期(4-6月期)決算:8月14日寄付き前
  • 予想売上高:135億1000万ドル
  • 予想EPS:0.32ドル
  • 2018年のテンセント・ホールディングス(OTC:TCEHY)は、不振にあえいでいた。

    昨年、同社のゲーム事業は中国政府の規制を受けた。また、マクロ環境と企業支出の悪化を受けて、広告事業も不振に陥った。同社の回復をサポートする要因は依然として何もないままである。

    米中貿易戦争により中国の経済成長は鈍化し、多国籍企業は支出を控えている。

    Tencent Weekly 2016-2019

    ゲーム事業の復活

    2019年第1四半期(1-3月期)決算において、テンセントは2004年の上場以来で最も軟調な売上高の増加を見せた。しかし、全く希望がないわけではない。同社売上高の40%以上を占めるゲーム事業は回復基調にある。同社の株価は昨年、中国当局からのゲームの承認が9か月遅れたことを受けて大きく落ち込んだ。しかし、今年は中国当局がゲームの承認を再開しており、再びゲーム事業が同社の利益を下支えすると見られている。モバイルゲームの「Game for Peace」は5月の配信開始後、中国において爆発的な人気を博している。このゲームは「Peacekeeper Elite」として知られており、「PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)」の改良版である。中国当局からの承認を得るために、同社は暴力的な描写を削り、愛国的な要素を加えた。配信開始から60日以内で、「Game for Peace」は2億4100万ドルの売上を達成した。ゲーム事業の復活は、テンセントがWeChatから更に収益を生むことが出来ることを意味する。ウィーチャットを通じて、ゲーム内アイテムの販売や広告を約10億人の潜在的な顧客に打つことができる。同社はゲーム事業に加えて、ウィーチャットペイやクラウドコンピューティング、ウェルスマネジメントなど、事業の多角化に取り組んでいる。第1四半期決算では、決済サービスやクラウド・サービスなどを含む「フィンテックおよびビジネス・サービス」の売上高は44%増となった。

    総括

    現在、テンセントは良い投資先ではないように思える。同株は年初来でたったの9%高であり、他のテック銘柄や株式市場全体をアンダーパフォームしている。

    しかし、我々の考えではテンセントは可能性を秘めた銘柄である。米中貿易摩擦による逆風はあるものの、長期的には同社株価は上昇するだろう。

    テンセントのゲーム事業は強力であり、収益基盤は拡大していくだろう。同社のビジネスモデルはそう簡単には揺らがないと考えられる。

    最新のコメント

    当社アプリをインストール
    リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
    金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
    Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
    Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
    Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
    上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
    © 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます