昨日発表された米雇用統計は、失業率は予想6.7%に対して結果が6.3%と上回ったものの、非農業部門雇用者数が予想5万人に対して結果は4.9万人。
平均時給も予想0.3%に対して結果は0.2%と予想を下回る結果となり、相場はドル売りに反応。
ドル円は、103円前半まで下げる展開となりましたが、この値動きによって価格が200日移動平均線に戻される格好となり、日足では上ヒゲ陰線を形成。
また、昨年11月高値(105.67)水準からも戻された事となりますので、週明け以降の値動きは、続落の動きに注意が必要です。
【ドル円 日足チャート】
また、ドル指数のトレンドにも注目すると、直近のドル売りによって再び90の節目に到達。
フォーメーションと致しましては、ボトム圏で逆三尊を形成してネックラインを上抜け底打ちを示唆していますが、再び節目に戻されてしまいましたので、90の節目を割り込むか?攻防にも併せて注目したい局面です。
【ドル指数 日足チャート】
ただし、トレンドの形と致しましては長期の下落トレンドから上向きに転じつつありますので、目先の相場で下げてきた場合は押し目形成を期待し、一定の下値水準で買いを行っていきたいと考えています。
【ドル円 日足チャート】
また、週明けの相場で窓が開くか?
米雇用統計をきっかけとしたドル売りが続くか?
確認しながら解説させて頂きますので、引き続きよろしくお願い致します。