前日の欧州株式相場は続伸し、6年4カ月ぶり高値を記録。欧州議会選挙でレンツィ首相の与党民主党の優位が確実になったことを好感し、イタリアの銀 行株が買われた。ロシア株式相場は3カ月ぶり高値。ウクライナの大統領選挙で資産家のペトロ・ポロシェンコ氏が勝利し、ロシアとウクライナの間の緊張が和 らぐとの楽観的な見方が強まった。独DAX指数は 0.5%上昇し、過去最高値を付けた。一方、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は26日、ポルトガルのシントラで開催されたECBフォーラムで、ユーロ 圏に低インフレが根付く兆候があれば、6月に措置を講じる用意があるとあらためて示唆した。総裁はこの日も同フォーラムで行われるディスカッションに参加 する予定。
東京株式相場は小幅に4日続伸。欧州株高を受け、投資家の間でリスク選好の買いが先行したほか、為替の安定が好感された。 業種別ではパルプ・紙株のほか、鉄鋼や非鉄金属など素材関連株が上げ、精密機器株も堅調。日経平均株価 は34円(0.2%)高の1万4636円52銭。
USDA発表を受け、トウモロコシ相場は安。