分かりづらいルールも難しい用語も気負わず学ぶ はじめの一歩!
個人投資家の増加でさらなる活況を見せるFX市場。その市場は拡大の一途をたどっている。
日本でFXがメジャーになったのはこの数年だが、世界のFX市場は日本の株式市場の約100倍ともいわれるほどの市場規模である。
FXの優位性の一つであるレバレッジ。小額の担保(証拠金)を預け入れれば、その何倍もの取引が可能になる「証拠金取引」を利用すれば、少ない元手でも大きなチャンスを狙うことができるのだ。
しかし、忘れてはいけない。大きなリターンを望めるということは、その裏には大きなリスクを秘めているということだ。「簡単に始められるようだ」と無防備にマーケットに参加しても、そこに存在する百戦錬磨のトレーダーたちには到底太刀打ちできない。
ならば基礎をしっかりと学び、リスク管理を行いながら経験を積むことで、自分の投資スタイルを見つけて、マーケットで生き残る術を見つけよう。
近年、ニュース等でよく耳にするようになった“FX”。株式投資未経験のOLや主婦が業界をにぎわし、海外では“着物トレーダー”と揶揄されるほどの活況を呈した。しかし、なぜ投資手段として株式ではなく、FXを選ぶ人が増えているのか。そもそもFXとは何を指すのか。そして、未経験者が簡単に始められるものなのか。本書では、為替についてゼロ知識の方でも理解いただけるように、マンガで分かりやすく仕組みや背景、注意点を説明している。「怖い」「分からない」とチャンスをつかみ損ねるよりも、本書でしっかりFXの基礎力を築いて、新たな世界を知ってほしい。
著者紹介
脚本:山口祐介
1975年生まれ。成城大学経済学部卒。外国為替証拠金会社数社でカバーディーリング業務に従事。2006年に独立。為替、株式、商品などのトレーディングで生計を立てる。現在は、ディーリングの知識や10年を超える個人トレーダーとしての経験を生かし、個人投資家の教育や啓蒙活動を主な目的としたSHARK FUND(http://www.shark-fund.com)を主宰。多くの個人トレーダーからの支持を得る。著書に『相場で負けたときに読む本~実践編~』『相場で負けたときに読む本~真理編~』(パンローリング)、『元プロ・ディーラーが明かす外為FX 勝者の条件』(秀和システム )などがある。
作画:佐々木慧(ささき・けい)
1965年岩手県生まれ。大学卒業後、劇画家アシスタントを経て独立。93年より漫画読み切り・連載、カットの仕事を始める。ジャンルは歴史・バイクなど。原作つきも手がける。学習漫画やノウハウものを経て、現在に至る。『マンガオニール流グロース株投資入門の入門』(パンローリング)、『いつでもいっしょ』(新風舎)など。趣味はバイク、旅行。
文庫判 約192頁 2008年6月発売
735円 (税込)